お知らせ
2024/11/11 14:18
日本海の荒波に鍛えられた山陰の魚たち。
寒さが増すにつれて、魚たちは脂をたっぷりと蓄え、最も美味しい時期を迎えます。
今回は、11月に山陰沖で獲れる旬の魚20種類をご紹介します。日本海の豊かな恵みをお楽しみください。
1. ノドグロ(赤むつ)
山陰を代表する高級魚。脂がのって「白身のトロ」と呼ばれるほどの濃厚な味わい。塩焼きや煮付けが絶品で、特に浜田市や境港市の名物として知られています。
2. ハタハタ(鰰)
秋田県と並ぶ日本海の冬の風物詩。産卵前の11月が最も美味しい時期です。焼き物や唐揚げはもちろん、飯寿司や一夜干しなど、山陰ならではの郷土料理にも使われます。
3. マアジ(真鯵)
山陰沖で獲れる寒ブリの通り道を追って回遊するため、身が引き締まり脂がのっています。刺身や叩きなど、生食で特に美味しい魚です。
4. ズワイガニ(松葉ガニ)
鳥取県・島根県では「松葉ガニ」の名で親しまれる冬の味覚の王様。11月は漁解禁の時期で、茹でガニや蟹すきが絶品です。
5. ブリ(寒ブリ)
日本海を南下する寒ブリは、身が引き締まり最高の味わいに。刺身やブリ大根、カマの塩焼きなど、様々な調理法で楽しめます。
6. カレイ類(ミズカレイ・エテカレイ・ササカレイ)
山陰沖は複数のカレイが獲れる好漁場。煮付けや一夜干し、唐揚げなど、種類によって異なる食感と旨味が楽しめます。
7. スズキ(鱸)
寒さで身が引き締まり、上品な味わいに。山陰では「セイゴ」「ハネ」など、大きさによって呼び名が変わります。刺身や煮付けが人気です。
8. サワラ(鰆)
秋から冬にかけて脂がのり、最高の味わいに。山陰では「サゴシ」と呼ばれる若魚も人気で、刺身や塩焼きで楽しめます。
9. マダイ(真鯛)
日本海の荒波で育った真鯛は身が締まり、旨味が強いのが特徴。刺身や鯛めしなど、様々な料理で楽しめます。
10. ヤリイカ(槍烏賊)
山陰沖の冬の味覚を代表するイカ。身が柔らかく甘みがあり、刺身や天ぷらが特に美味しいです。
11. カマス(魳)
秋から冬にかけて脂がのり、開きや塩焼きで美味しい魚。山陰では一夜干しも人気です。
12. アンコウ(鮟鱇)
山陰沖の深海でとれる冬の味覚。肝(アン肝)は特に美味で、鍋料理の主役として人気です。
13. ウマヅラハギ(馬面剥)
山陰の冬の味覚。特に肝が美味しい時期で、肝と身を一緒に食べる刺身「肝まわり」が絶品です。煮付けでも人気があり、白身の上品な味わいが特徴です。
14. メバル(眼張)
山陰の地魚として親しまれ、煮付けや唐揚げが定番。味噌汁の具材としても重宝されます。
15. トビウオ(飛魚)
山陰では「あご」と呼ばれ、出汁をとる魚として重宝されます。干物や天ぷらでも美味しく食べられます。
16. サヨリ(細魚)
冬は特に身が引き締まり美味しい時期。刺身や天ぷらで楽しめます。
17. キジハタ(雉羽太)
山陰では「アコウ」と呼ばれ、冬は特に身が引き締まる高級魚。濃厚な味わいで、刺身や煮付けが人気です。
18. ヒラメ(平目)
日本海の荒波で育ったヒラメは身が締まって美味。刺身や煮付けが特に人気です。
19. イワガキ(岩牡蠣)
夏が旬として知られますが、11月は「寒ガキ」として美味しい時期。生食はもちろん、カキフライや鍋物でも楽しめます。
まとめ
山陰沖は、日本海の荒波と寒流・暖流が交わる豊かな漁場です。11月は特に魚たちが脂をたっぷりと蓄え、最高の味わいとなります。
これらの魚は、境港市や浜田市などの市場や地元の魚屋で手に入れることができます。
鮮度の良い魚を選び、山陰ならではの調理法で楽しむことで、日本海の恵みを存分に味わうことができるでしょう。また、地元の居酒屋や料理屋では、これらの魚を使った郷土料理も楽しむことができます。